1968年5月、「私の文化革命」を書くと同時に、パリ、ドノエル出版社からサルバドール・ダリとルイ・ポーウェルによる「ダリ情熱を語る」という本が公刊された。
ポーウェル自身が、その原稿がどのようにして書かれたかを述べている。「カダケスに2回滞在した間に、私はダリを親しく深く知ろうと、この聖殿の扉を開けようとした。私たちは、証拠はないが、彼の思想に関する本質的なあらゆるテーマについて語り合った。そして、少しずつ、この本の計画は形をとっていったのである。私としては、虚構の一人物の考えを分析するということなので、ダリに“私”といってもらうことにした。」
ポーウェルは、ダリと知り合って約15年になり、ポルトリガットで沢山の会話を録音することに成功している。それによって、本書は非常な力を持つようになり、魅惑的な読み物であり、すみからすみまで、サルバドール・ダリの偏執狂的強迫観念の告白となっているのである。
Ce volume a été achevé
d'imprimer, le 19 mars 1968, sur les presses de l'Imprimerie
Floch à Mayenne.
目次
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Préface |
1. |
Gala |
2. |
La mort |
3. |
La gloire |
4. |
L'or |
5. |
L'érotisme |
6. |
La monarchie |
7. |
Dieu et les anges |
8. |
La guerre de Perpignan |
9. |
Passions subsidiaires, goûts
et des goûts annexes |
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Annexes |
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